平成20年度 矢掛町立山田小学校学校評価書 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
校長 | 高原康則 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【 本校のミッション 】 | 学校関係者評価委員 | 学級数 | 7学級 | 児童数 | 72人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
楽しい学校 勉強がわかる学校 @学力をしっかりつける学校 A一人一人が大切にされる学校 Bたくましい体と豊かな心を養う学校 Cつながる学校 D子どもの側に立った環境づくり[1] |
学識経験者 学校PTA等6名 |
職員数 | 12人 | 家庭数 | 53戸 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中期目標 | 単年度目標 | 具体的計画 | 達成基準 | 自 己 評 価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 学力をしっかりつける学校 | 学ぶ意欲を高め理解を深める授業づくりをする。 | 「教えて考えさせる授業」の充実を図る。 | 校内研修や授業研究によって指導法を改善する。 | アンケートにより、授業が楽しい7割以上 | アンケート結果によると,授業が楽しいと感じている児童が93%である。教師も校内研修や授業研究「教えて考えさせる」に取り組んだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図る。 | 当該学年の計算が(7割以上)できるようにする。 | T・Tでの朝の学習・わかるタイムを行い、繰り返し指導をする。算数博士で計算ができるようにする。 | 当該学年の計算が、7割以上できるようになったか。 | 78%の児童は,算数博士を利用して計算の練習を頑張っている。朝の学習,わかるタイムで繰り返しすることで,意欲的に取り組む姿が見られた。さらに,基礎的基本的な知識や技能の定着を図る時間を確保していきたい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | コミュニケーション能力の育成を図る。 | 全教育活動の中でコミュニケーション能力を育成する。 | 自分の考えを説明したり、他の人の意見を聞いたりする場を多く設定する。 | 子どもたちがわかりやすく自分の考えを説明したり他の人の意図を考えながら聞いたりすることができたか。 | 授業の中で説明する機会を多く設定しているが,児童が説明することが得意と感じるまでには至っていない。話型を基にした話し方を繰り返し練習していきたい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 家庭学習の充実を図る。 | 学年にあった家庭学習を提示し、学習への意欲をもたせたり理解を深めたりする。 | 家庭学習時間(10分×学年)を考えて家庭学習の内容を考える。 | アンケートにより、家庭学習時間(10分×学年)以上している児童が7割以上。 | 家庭学習時間(10分×学年)を考えて宿題を出している。67%の児童は,家庭学習の時間を意識して宿題に取り組むことができている。児童の実態により時間に個人差が出ている。個人での自主的な学習の定着を図っていきたい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5 | 一人一人が大切にされる学校 | 特別支援教育の充実を図る。 | 個々の児童の実態を共通理解し、児童の困り感に応じた指導を目指す。 | 職員間で連絡を密にすることでよりきめ細かい個別指導をする。 | 個別の支援記録表を作成し、活用できたか。 | 情報交換の場で、問題だけでなくよい面や課題を全職員が共通理解するようにした。個々の児童の実態を記録に残せるように、個別の支援記録表を作成した。今後はこの記録表がより活用しやすいものになるように改善していく。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6 | いじめや不登校の生まれない環境整備をし、積極的な対応に取り組む。 | 何でも話すことのできる雰囲気作りに努め一人ひとりが大切にされる学級づくりや学校づくりを行う。 | 学級では 「よいところ探し・ クラス遊び」 全校では 「縦割り班活動・なかよし集会」 等を企画・運営するとともに 生徒指導終礼で実態把握に努める。 |
なかよくなるカードのアンケート 学校が楽しい8割以上 いじめゼロ 不登校ゼロ | 気になる児童については、生徒指導終礼などで全職員が共通理解するようにした。また、なかよくなるカードのアンケート結果をみると、学校が楽しいと答えた児童は95%である。いじめ、不登校もみられない。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7 | 子どもの心に寄り添う教育相談や支援を行う。 |
児童の生活を見守り、児童の心のサインを見逃さない努力をする。問題があれば学校全体で解決にあたる。 | なかよくなるカードのアンケートを基に教育相談日を学期1回設ける。 | 児童の話をよく聞き信頼関係づくりができたか。 | 児童のアンケートからほとんどの児童が先生が自分の話を聞いてくれると感じている。問題があったら生徒指導終礼で話し合い、学校全体で対応している。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8 | たくましい体と豊かな心を養う学校 | 外遊びを奨励し、進んで体を鍛えようとする態度を育てる。 | 友達と楽しく体を動かす子どもを育てるとともに、自ら進んで体力を向上させようとする態度を育てる。 | 元気タイム(月2回)クラス遊び(週1回)を設け、体を鍛えるとともに運動に親しむ子どもをそだてる。クラスごとにチャレンジランキングに挑戦する。 | 名人への道(元気タイム取り組みカード)に意欲的に取り組み、個人の総合得点が10点伸びた子どもの割合が学校全体の80%以上になったか。 | 元気タイムや業間休みなど,外に出て進んで体を動かす姿が見られている。児童のアンケートから約90%が学校でスポーツを楽しんだり,外で遊んだりしていると回答している。今年度は水曜日が掃除なしの長いお昼休みになったことでスポーツをしたり,遊んだりすることができ児童も満足していることが分かる。名人への道については,取り組みの回数が少なかったため今後データを取り検討したい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9 | 基本的な生活習慣の定着を図る。 | 「矢掛町あはは」(あいさつ・はきものそろえ・「はい」の返事)の運動を充実させる。 早寝、早起き、朝ご飯の生活習慣を定着させる。 |
「矢掛町あはは」を毎日唱え意識を高める。地域・行政との連携を保ちながら食に関する意識を高めていく。 元気アップカードを作成し、実施することで、より望ましい生活習慣が身に付くよう、児童保護者に対して、指導啓発する。 |
「早寝 早起き 朝ご飯」」の習慣が定着してきているか。元気アップカード得点7割以上達成できる子が学校全体の80%以上になったか。 「矢掛町あはは」運動の意識が高まり、実践できているか。保護者・児童のアンケートで(A+B)が80%以上になったか。 |
元気アップカードによる取り組みでは、5月、7月と80〜84%の達成率であったが、夏休みあけでは68%と下がった。児童・保護者アンートでみると朝ごはんについては98%が食べて来ている。早寝・早起きは80〜90%できている。 「矢掛町あはは」についてアンケート結果でみると,児童の意識より保護者の方がいくらか低い。 学校生活だけでなく普段のくらしの中で習慣化していく必要がある。 |
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10 | つながる学校 | 保護者・地域から信頼される学校づくりを目指す。 | 学校情報の積極的な情報公開に努める。 | 学校経営がよくわかる便りを月1回以上出し全戸配布を増やす。ホームページ上で学校の情報を発信する。 | 学校だよりが年間12回以上発刊できたか。 ホームページの更新ができたか。 | 保護者アンケートでは、教育活動の様子や情報をよく伝えていると90%が回答しており、学校だよりの発行やホームページの更新も予定通りできている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11 | 外部ボランティアとの連携を深める。 | 保護者・地域の方等に教育活動への参加を呼びかける。 | 学校行事・授業への積極的な参加をお願いする。 | 支援者リストの手直しをし、外部ボランティアの方々の参加を呼びかけることができたか。 | 保護者アンケートでは、授業や学校行事を参観する機会をよく設けていると96%が回答している。しかし、支援者リストに関しては作成途中である。 | [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
12 | 子どもの側に立った教育環境づくり他 | 教育環境整備に努める。 | 学校内外の安全管理に努める。 | 保護者と教師が通学路の点検をし,安全マップを見直す。 | 安全マップの見直しや危険箇所の児童への意識付けができたか。 | 安全マップを知らない児童もいるので,掲示場所を検討する。今年度も安全マップを見直しておき,危険箇所については,入学式の後地区担当の教師・児童・新入学児童保護者により,実際に歩いて確認する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13 | 学習環境を整える。 | 学習に必要な図書の充実を図る。 | 図書室や学級文庫の本について、資料として古い物は適正に廃棄できたか。調べ学習に使う図書の補充ができたか。 | 今年度調べ学習ができるような図書を中心に購入した。末永文庫やライオンズクラブからの寄贈もあり,昨年度よりも充実させることができた。家に持ち帰る児童は少ないが,学校ではよく利用できている。蔵書率は106.4%である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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分 析 ・ 改 善 方 策 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年の反省から職員が担当を決め、評価書を作成し、計画的に目標達成のため取り組んでいった。そのため目標を現実的なものとしてとらえ、実践することができた。また、自己評価に有効なアンケートの見直しをし、保護者・児童・職員のそれぞれの思いを関連づけて考察できるようにした。自己評価の時期が2学期途中でまだ実践が終わっていないものもありC評価をつけている。今後さらに達成に向けて努力を続ける。本年度は様々な補助金をいただいて、活動を広めたり深めたりすることができた。来年度は資金面での不安はあるが、できるだけ山田小学校の特色が出せるように教育計画を立てていきたい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学 校 関 係 者 評 価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PDCAサイクルに教職員が積極的に取り組むことで、落ち着きのある授業づくり・学級づくり及び学校づくりが行われている。ただし、このことからは同時に、より困難なことに挑戦したり、集団で目標を達成するときに見せる「たくましさ」にかけているのではないかということが心配される。すでにある程度達成された中期目標の2と6を見直すことを通して、一歩前進することを厭わない子どもの主体性の育成を期待したい。また、このためには、より積極的な地域・家庭との信頼関係を構築することと、この関係構築のために必要な時間的精神的余裕を教師が持てるような条件整備・予算措置が必要であると考える。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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来 年 度 の 重 点 ・ 方 針 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本年度同様、全職員が目標を共有し、目標達成に向けて取り組むように計画して山田小学校の特色を出していく。勉強がわかる学校としては、学力向上のため基礎・基本を重点に繰り返し練習や個別指導に力を入れるため、学習環境を整備したり、時間を確保するよう教育課程に組み込んでいく。また、授業改善も進める。そして、楽しい学校づくりのため、地域・保護者の方等に教育活動への参加を呼びかけ支援者を増やすことで、幅広い活動を計画していく。そのために必要な資金の確保もしていきたい。さらに、少人数学校にみられる「おとなしさ」を「より積極的主体性」を持った子ども達に変えていけるように指導していきたい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||